CAD入門と活用マニュアルイッツキャドマックス3

定価 | ¥1,650(税込) |
ページ数 | 192 |
サイズ | A5 |
著者 | インデックスシステムコンサルタンツ株式会社 |
発売 | インデックス出版 |
まえがき より
itʼs CAD(イッツキャド)は、インデックスシステムコンサルタンツ株式会社が開発した汎用の図面作成ソフトウェア(CAD)です。本書は、発売から20 年以上になるitʼs CAD のユーザー様からのご意見を反映した、itʼs CAD シリーズの「it'sCAD MAX 3」 の解説書です。
本書の内容は大きく3つにわけられます。Chapter 1~4では、CADの概要および基本的な操作と技法について、Chapter 5 では各コマンドの機能や操作方法について、Chapter 6,7では実際の簡単な作図例を説明します。
2次元CAD は技術的には20年前にはほぼ完成され、Windows版として普及しています。その後大きな進歩はありませんが、専門分野に特化したCADや、メニューに工夫をこらしたものなど様々なCAD が見られます。例えば、オフィスソフトに合わせてリ ボン形式にして馴染みやすくしたもの、マウスの動きが少なくなるオペレーション採用で入力時間を短縮したもの、建築専用に便利な機能が付加されたものなどがあります。
itʼs CAD は、オーソドックスな操作方法で、初心者でも使いやすいことで評判です。また、専門分野についてはフリーの専門コマンドを装備することで対応しています。例えば、機械コマンド、測量コマンド、配筋コマンド、建築コマンドの他にFEMコマン ドなどが用意されています。
2次元CAD が大きく進歩した点を挙げるならば、SXFが標準フォーマットとして普及したことが挙げられます。これによって様々なCADの間でデータの交換がスムーズにできるようになりました。
なお、学生および教員のみなさまが、授業や課題の中で活用し、設計やデザインができるように「it'sCAD MAX 3 アカデミック版」を無償で提供しています。
it'sCAD MAX 3 を身近で便利なツールとして、多くの方々にご活用していただけたら幸いです。
目次
- it'sCAD MAX 3のインストールと登録
- it'sCAD MAX 3体験版のダウンロード
- インストールと登録
Chapter 1 it'sCAD MAX 3の画面構成と起動
- 画面構成とレイアウト
●画面の構成 ●画面のレイアウト - ファイルの開き方と保存
●ファイルの開き方 ●ファイルの保存
Chapter 2 図面への設定とCAD本体の設定
- 用紙設定
●用紙 ●矢印 ●文字属性 ●寸法属性 ●寸法共通 ●線種 ●色 ●線幅 ●操作性 ●文書情報 - オプション設定
●表示●ファイル●操作性●マウスホイール●フォルダ - カスタマイズ
●コマンド●ツールバー●キーボード●メニュー●オプション
Chapter 3 マウスとキーボードの基本的な使い方
- マウス操作の基本
- キーボード入力の基本
●座標入力●極座標入力●角度入力●長さ入力●共通機能 - スナップ
Chapter 4 CAD作図のための便利な機能
- レイヤー
●レイヤーの基本●レイヤーの設定 - 座標系
●座標系リスト●座標系の設定 - フィルター
- 要素の管理と活用
●部品●複合図形●画像の貼付け●OLE - データの共有と互換
●作業環境の共有●図面環境の共有●データ互換 - 印刷
●印刷機能の基本●印刷スタイル設定
Chapter 5 コマンドの種類と基本操作
- コマンドの実行
- 割込コマンド
- 要素選択
- コマンド解説
■ファイルコマンド■作図コマンド■編集コマンド■計測コマンド■ウィンドウコマンド
Chapter 6 簡単な図形の作図例
- 用紙サイズ設定
●it'sCAD MAX 3の起動(テンプレート)●用紙サイズの設定 - 中心線の作図
●用紙中心点●中心線の作図 - 四角形の作図
●線による作図●対角四角形による作図●中心四角形による作図●中心線の長さ調整 - 寸法の作図と調整
●水平寸法●要素寸法●連続寸法●延長交点による寸法●寸法の調整 - 円形の作図
●円形の作図●円形のオフセット●中心線の複写●中心線の長さ調整●直径寸法●引出線
Chapter 7 専門コマンドの使用例
- 測量コマンド
●測量コマンド一覧●トラバース計算●求積 - 機械コマンド
●寸法公差記入●面取寸法●弧長寸法●テーパ・勾配●肌面記号●溶接記号●データム●幾何公差●回転体●回転体の面取・フィレット - 建築コマンド
●建築平面図●日影図 - 配筋コマンド
●配筋図●鉄筋加工図●鉄筋質量表