新・介護の法律入門

カバー
定価 ¥1,760(税込)
ページ数160
サイズA5
著者梶原 洋生
発売インデックス出版
ISBN978-4-901092-73-9
ISBN (電子書籍)978-4-910058-30-6
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(電子書籍)
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はじめにより

この本はタイトルの通り、法律学の入門書である。法律というと、どうしても「厄介なもの」という印象がある。しかし、この本は私たちの生活にひきつけ、介護職という対人援助職から見た臨床を具体的に描いている。介護職はそれを利用して何ができるのか、法律問題の基本について身につける必要がある。例を挙げながら、それらを通じた介護職の法的な「頑張り方」を考えよう。法律を知り、法律を武器にする。

目次

はじめに

Part 1. 介護職による法的解決―実際にあった話

第1章 相談されやすい介護職

①「ヘルパーさん、軟膏を塗っておくれよ」
②「あの施設で死んだのよ」
③「ジジイなんだから金を出せ」
④「あなたに財産をあげたい」
⑤「遺言の代筆をしてほしい」

第2章 目撃しやすい介護職

①「家族から虐待を」
②「友人から借金の相談を受けている」
③「マンション付近が路上駐車で訪問にいけない」
④「買い物し放題なんだって」

第3章 立ち入りがたい介護職

①「ペットを預かってほしい」
②「福祉移民と言うけれど」
③「夫を非難してほしい」
④「葬儀の準備」

Part 2. 介護とローヤリング

第1章 介護技法としての法的対応

法科大学院(ロースクール)

第2章 介護実務としての法的対応

訴え① 刑事事件となるケース
訴え② 民事事件として損害賠償を請求するケース
訴え③ 管轄行政に申し立てたり、その取り締まりに救いを求めたりするケース
訴え④ 広い意味での社会的訴え

第3章 介護現場でのローヤリング

Part 3.リーガルアプローチの可能性―展望と挑戦

巻末資料

付録 法諺の世界

主要参考文献

おわりに