私たちが住む日本は、実に豊かな国であると思います。春、夏、秋、冬という四季(4つの季節)がはっきりとした形で変わらずめぐってきますし、気候にも富んでいます。それぞれの季節にあった食材も提供してくれます。山の幸のみならず、四面還海で海の幸も豊富です。
また、1月から12月まで、年中行事が伝統的に定着し、定期的に催されてきました。その四季と年中行事とは大変強いつながりを持っています。とりわけ、稲作農業を中心として生業を成り立たしめてきた日本では、自然の流れに沿うような形で生活が送られています。つまり四季を織り込んで暮らしてきたのです。そして、それらが生活に節目をつけ、リズムを刻んできたのです。
本書は、こうした四季と年中行事とを基軸とした生活を、特に「子どもの生活・環境」という視点からまとめようとしたものです。ここでとりあげる年中行事は、主として日本に伝統的に伝わってきたものですが、近年外国から伝わったものも含んでいます。いずれにしても、「子どもの生活・環境」にかかわりのある、そして日常的なものを取り上げています。
私たち3人の筆者は、いずれも同じ大学で保育者養成にかかわっている者です。いつも顔を合わせるたびに保育内容「環境」の教え方、教材の作り方の難しさについて論じてきました。2人は自然科学(生物学)を、1人は社会科学(保育社会学)を専攻し、そして、3人とも科目「環境」を担当しています。「環境」には自然事象がより多く含まれてはいますが、社会事象も欠かせない部分です。どちらが不足しても適切ではありません。では、3人で協力してテキストを作ってみようではないか、ということになりました。
原稿を書き始めてみると、それほど簡単ではないことに気づきました。冒頭、四季と年中行事とがつながっているといいましたが、実際に一冊の書物にする事は難しい作業でした。3人で、しばしば議論し、ようやくここまできました。まだまだ不十分なものですが、何とか皆様に読んでもらえるものに仕上げたつもりです。諸者諸兄姉のご高評を請うしだいです。
4月のこよみ
5月のこよみ
6月のこよみ
7月のこよみ
8月のこよみ
9月のこよみ
10月のこよみ
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12月のこよみ
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