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子どもの生活と環境 -四季・年中行事のながれの中で-

カバー

定価 本体価格¥2,000+税
ページ数  
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著者 近藤正樹
民秋 言
吉川研二
発売 インデックス出版
ISBNコード 4-901092-43-X
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はじめに より

私たちが住む日本は、実に豊かな国であると思います。春、夏、秋、冬という四季(4つの季節)がはっきりとした形で変わらずめぐってきますし、気候にも富んでいます。それぞれの季節にあった食材も提供してくれます。山の幸のみならず、四面還海で海の幸も豊富です。

また、1月から12月まで、年中行事が伝統的に定着し、定期的に催されてきました。その四季と年中行事とは大変強いつながりを持っています。とりわけ、稲作農業を中心として生業を成り立たしめてきた日本では、自然の流れに沿うような形で生活が送られています。つまり四季を織り込んで暮らしてきたのです。そして、それらが生活に節目をつけ、リズムを刻んできたのです。

本書は、こうした四季と年中行事とを基軸とした生活を、特に「子どもの生活・環境」という視点からまとめようとしたものです。ここでとりあげる年中行事は、主として日本に伝統的に伝わってきたものですが、近年外国から伝わったものも含んでいます。いずれにしても、「子どもの生活・環境」にかかわりのある、そして日常的なものを取り上げています。

私たち3人の筆者は、いずれも同じ大学で保育者養成にかかわっている者です。いつも顔を合わせるたびに保育内容「環境」の教え方、教材の作り方の難しさについて論じてきました。2人は自然科学(生物学)を、1人は社会科学(保育社会学)を専攻し、そして、3人とも科目「環境」を担当しています。「環境」には自然事象がより多く含まれてはいますが、社会事象も欠かせない部分です。どちらが不足しても適切ではありません。では、3人で協力してテキストを作ってみようではないか、ということになりました。

原稿を書き始めてみると、それほど簡単ではないことに気づきました。冒頭、四季と年中行事とがつながっているといいましたが、実際に一冊の書物にする事は難しい作業でした。3人で、しばしば議論し、ようやくここまできました。まだまだ不十分なものですが、何とか皆様に読んでもらえるものに仕上げたつもりです。諸者諸兄姉のご高評を請うしだいです。

目次

4月のこよみ

  1. お花見
    1. さくらの種類
    2. さくら前線
    3. さくらの名所
    4. さくらを含んだ歌

5月のこよみ

  1. 八十八夜
    1. 春から松への別れ霜
    2. 農作業と農作物の旬
    3. 生物季節(フェノロジー)
    4. 自然の観察
  2. さわやかな5月
    1. 潮干狩り
    2. 移動性高気圧
    3. 愛鳥週間
  3. 端午の節句
    1. 武者人形、こいのぼり
    2. ちまき、柏餅
    3. 子どもの日
  4. 母の日
    1. 日本での受け入れ
    2. カーネーション
    3. 「母親」の存在
  5. 花祭り(灌仏会)
    1. 釈迦の誕生
    2. 釈迦の教え

6月のこよみ

  1. 梅雨
    1. つゆ(梅雨)
    2. 梅雨前線
  2. 衣替え (更衣)
    1. 季節の移り変わり
    2. 夏越し
  3. 田植え
    1. 地域生活と田植え
    2. 「一粒の米」
  4. 父の日
    1. 「父親」の存在
    2. 今日の生活と「父の日」
    3. 父親と子ども
  5. 虫歯予防デー
    1. 虫歯予防デー
    2. 虫歯と歯磨き
  6. 時の記念日
    1. 時間のとらえ方
    2. 世界の時間(時刻)(時差)

7月のこよみ

  1. 七夕
    1. 牽牛と織姫の出会い
    2. たなばたさま
    3. 夏の星座
  2. 土用の丑の日
    1. 土用は4回ある
    2. 土用波
  3. お中元
  4. 虫送り
    1. 虫送り
    2. 虫送りの人形
    3. 益虫と害虫
  5. 豊かな自然

8月のこよみ

  1. お盆 (盂蘭盆)
    1. 祖先を祭るためのお盆
    2. 精霊流し
    3. 盆祭り
  2. 夕立ち

9月のこよみ

  1. 二百十日
    1. 風鎮めの祭り、風祭り
    2. 防災について
    3. 台風の発生
  2. お月見
    1. 十五夜と十三夜
    2. 月とメルヘン
    3. 月の呼び名
    4. 月と観察
  3. 秋祭り
    1. お祭り
    2. お祭りと地域生活
  4. 敬老の日
    1. 老人福祉の意味
    2. 優先席
  5. 重陽の節句
    1. 菊合わせ、菊人形
    2. 菊の花

10月のこよみ

  1. えびすの講
  2. 体育の日
    1. オリンピック
    2. パラリンピック
    3. アジア競技大会
    4. 国民体育大会(国体)
    5. 運動会

11月のこよみ

  1. 七五三
    1. 七つまでは神のうち
    2. 成長を承認する通過儀礼
    3. 11月15日
    4. 千歳あめ
  2. 勤労感謝の日
    1. 「労働」すること
    2. 収穫感謝祭
    3. メイフラワー号
  3. 酉の市(お酉さま)
  4. 太陽暦採用記念日
    1. わが国の改暦
    2. 太陰暦
    3. 太陽暦
    4. 六曜・六輝
    5. 十干十二支
    6. 「草木も眠るうしみつどき」(時刻と方位)

12月のこよみ

  1. 冬至
    1. 冬至と夏至
  2. クリスマス
    1. イエス降誕の物語
    2. サンタクロース
    3. クリスマスツリーとキャロル
  3. 歳末・大晦日
    1. 門松
    2. 年越しそば
    3. 除夜の鐘
    4. お歳暮

1月のこよみ

  1. お正月
    1. 雑煮とおせち
    2. 屠蘇
    3. 初詣
    4. 初夢
    5. お年玉
    6. どんど(小正月の火祭り)
  2. 七草
    1. 七草粥
    2. 春の七草
    3. 「豊かな」食生活の振り返り
    4. 自然の恵み
  3. 成人の日

2月のこよみ

  1. 節分
    1. 鬼祓いと豆まき
    2. 鬼を打ち福を招く
    3. 悪霊を祓う
  2. 建国記念の日
    1. 国に興味を持つ
    2. 「建国記念日」についての議論
  3. 日本の気団と天気
    1. 日本の気団と天気
    2. 高気圧と低気圧
    3. 不連続線

3月のこよみ

  1. ひなまつり
  2. 彼岸(春分・秋分の日)
    1. 此岸と彼岸
    2. お彼岸
    3. 暑さ、寒さも彼岸まで
  3. 春分・夏至・秋分・冬至