RC構造では,施工段階においてひび割れが発生するケースがある.特に水和熱や放熱に起因する温度変化による体積変化が周囲から拘束されることにより生じるひび割れは,温度ひび割れと呼ばれ,コンクリートのもつ本来の性質に起因するものであるため,完全にこれを防止することは困難である.
本書は,このような温度ひび割れに代表される,施工段階においてコンクリートに生じるひび割れのメカニズム,ひび割れ発生の予測方法およびその制御方法について,わかりやすく解説を行う.