
本書は,「コンクリート診断士」の資格取得を支援する副読本で、次のような内容でまとめられている.
<学習をはじめる前に>
診断士の役割は構造物を診断することにある.『変状』『劣化』『評価・判定』『補修・補強』の分野から出題されるのであるが,これらを個別に理解しても合格することは難しい.相互の関連を理解していなければ正解できない問題があるのである.したがって,構造物診断のプロセスから述べる.
<コンクリート診断士試験の概要>受験資格と資格取得までの流れ,試験の方法などについて述べる.
<傾向と対策>過年度の出題を分析して,四肢択一式問題の傾向と対策を示す.
<ポイントの解説>テキストの要約ではなく,ポイント重視の内容としている.
・変状:変状の種類と発生原因などを学ぶ.
・劣化:劣化メカニズム,劣化に伴う変状,劣化の促進条件などを学ぶ.
・調査手法:コンクリート構造物の調査手法,調査結果の評価方法などを学ぶ.
・評価・判定:変状が構造物の要求性能に及ぼす影響,劣化の評価方法などを学ぶ.
・補修・補強:補修・補強工法,劣化過程に応じた対策,留意点などを学ぶ.
<アウトライン>各章の概要,枠組みを簡単に述べる.
<本文>重要な項目を取り上げ,ポイントを列挙していく.
<四択例解>実際に出題された問題から,基本的な考え方を理解する上で大切な問題を精選して解説する.
<模擬問題>考え方を誤りやすいポイントを確認する.
<練習問題>基本的事項の理解度をチェックする.
<用語の解説>「打継ぎ」と「打重ね」のように,よく似た用語でも意味の異なるものがある.このような用語を選び,その意味を解説する.
<記述式問題の対策>
実際に出題された問題を使用して,記述式問題の解答作成手順を学ぶ.
<2009年度の試験問題と解答例>全問題と解答例を収録する.