
編著者がこれらの辞典を企画した目的は、特定の研究枠組みにとらわれず、心理学者がもっとも広範に研究してきた今日的事柄について総合的な大辞典以上の詳細な内容を整えて、心理学及びその近接領域の学生や実務家に提供することであった(原著の序文の一部)。
本書は、動物の学習心理学ばかりでなく、心理学の最近接領域としての行動生物学が得た重要項目を網羅しているという点で特色がある。学習心理学を学ぶ上で、発達心理学はもとより、行動生物学の知識が必要であると云われて久しいが、本書はその範囲や基準を示すものとして恰好な一書である。
本書のもう一つの特色は、各項目に関連する最適書を参考文献として豊富に提示している点にあり、このことは関連する研究を確実に展望し、新たな研究を展開する上で大いに役立つ。